シンデレラコンプレックスな女性の頑なな信念

「シンデレラコンプレックス」という言葉をご存じでしょうか? これは女性が陥る精神状態を指し、シンデレラの筋書きのように「いつか私にも白馬に乗ったイケメンの王子様が迎えにきてくれるんだ」と夢見ている女性のことをいいます。知り合いの女性も、今思えばそんな「シンデレラコンプレックス」だったのかもしれません。彼女は、医者の両親という間柄に生まれ、お嬢様で有名な某女子校に通い、東大に合格して一流証券会社で勤めるという見事すぎる経歴の持ち主でした。子供のころから欲しいものは何でも手に入り、どんなことでも叶えられるという幻想を抱いていた彼女は人生の覇者でもありました。しかし、そんな彼女が唯一叶えられなかったもの。それは恋愛でした。もともと男性に対する理想が高いのはあります。そんなこともあって、彼女は良縁に恵まれなかったのでした。もうすぐ33歳になる彼女。彼女と同じ女子校時代を過ごした旧友や職場の同期はどんどん結婚をしています。もう二児の母親になっている子もいます。そんな状況に追い込まれた彼女。さぞかし、焦燥感に駆られてパニック状態でしょう。いいえ、それが違うのです。彼女はとても落ち着いています。それはシンデレラコンプレックスがなせる技でしょう。「私には白馬の王子様がいるから」この信念に揺らぎがないのです。だから、周囲も驚きです。「きっと、お嬢様だしさ、フィアンセが幼少時代からいるのよ」それが彼女に対する通説になっていました。しかし、実際にそんなフィアンセはいません。そんなある日。彼女は休暇を海外で過ごそうとしてオーストリアに旅行に行ったのでした。そしたら、現地で素敵な男性に声を掛けられたのです。その男性、ある財閥のお坊っちゃまでした。二人はすぐに意気投合。出会ってから半年で結婚をしたのでした。適齢期だからって焦って、色々行動するよりも彼女のように頑なな信念のもと、「決めるときに決める」という攻め方をしたほうがいいのかもしれませんね。シンデレラコンプレックスが良い方向に動いたという例でした。 

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